生田緑地内「ばら苑」


1000種2万株が咲き競う「ばら苑」

 ばら苑は向ヶ丘遊園の西
側に位置し、広さ 1.6ヘク
タール。世界の王家にちな
んで命名されたバラを集め
た「ロイヤルコーナー」は
有名。様々な色や形の花が
6月のシーズンには咲き競
い、市民の憩いの場として
親しまれてきた。
 川崎市公園緑地課による と、バラを栽培、管理して いる小田急電鉄や地権者と は、ばら苑については、存 続方向で合意されていると いう。



「ロイヤルコーナー」

 プリンセスミチコ、プリ ンセスオブウェールズ(ダ イアナ妃)等、皇室や貴族 にちなんだ名前のバラが集 められている。



「サンショウバラ」

 樹齢約115年の貴重品 です。



「サンショウバラの花」

 サンショウバラの花は、 花径5〜7cm、一日で落 花してしまうそうです。
 和名のサンショウバラは 葉が山椒に似ているから、 箱根山に多いので俗に「ハ コネバラ」ともいう。



「モッコウバラ」
    (棚の上方)

 木香(キク科の多年草サ ウスレア.コスツスの根で 乾燥して薬用や防虫に用い る)の香りがあることから モッコウバラの名で呼ばれ る。



「モッコウバラの株元」

 樹齢約65年の貫禄、    これも貴重品です。



「全開時の風景」

 奥にロイヤルコーナーが 見える。



「ロサ・スピノシッシマ・
アルタイカ」

 貴重な原種の品種も数多 い。


「幼稚園児の秋の遠足?」




「天の川」

 鈴木省三氏作出、日本の 作出品種が1963年ハンブル グで開かれた国際コンクー ルに初参加、第3位に入賞 した歴史的な品種。



「クイーンエリザベス」

 日本でも親しまれている 世界的な名花。

「黄昏時のばら苑」



 1月27日に行われた向
ヶ丘遊園の調査活動では、
向ヶ丘遊園の「ばら苑」は
遊園の雑木林が大変良好な
状態で保存されており、ば
ら苑もその雑木林に囲まれ
ているからこそ、すばらし
い花を咲かせることができ
るというのが、参加者の共
通認識でした。


 ばら苑の存続が、単に、ばら苑だけではなく、生田緑地の中の向ヶ丘遊園、
そして、向ヶ丘遊園の中のばら苑という、首都圏で数少ない多摩丘陵の緑であ
る生田緑地全体を保存してこそ初めて活かされることになることが大切と考え
られます。

写真提供は、相模原市在住のkame氏

kame氏のホームページ「バラの写真と雑学」


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