向ケ丘遊園の縁を守り、
    市民いこいの場として活用することを求める請願


川崎市議会議長 小泉 昭男 様
          向ヶ丘遊園の緑を守り、市民いこいの場を求める会              代表 中島 光雄                 川碕市多摩区生田5−19−7
《請願の趣旨》
 小田急電鉄(株)は、咋年9月26日、2002年(平成14年)3月をも って向ヶ丘遊園を閉鎖すると発表しました。長く遊園地に親しんできた私たち 市民や近郊の人々は閉鎖による乱開発を心配しつつ、ぱら苑や緑をぜひ残して ほしい、プールやスケートリンクなどのスポーツ施設も残せないかと強く願っ ています。
 向ヶ丘遊園を含む生田緑地は、川崎市の緑の基本計画である「緑の30プラ ン」で緑の拠点として位置づけられており、緑地として保全する必要がありま す。
 向ヶ丘遊園は、ばら苑を中心に約4割が小田急電鉄(株)以外の個人からの 借地です。また、敷地の約7割は緑地指定されていますが、東南部を中心に小 高い丘とグラウンドは指定地域から外れているため、用地の転売や切り売りも 心配されます。
 川崎市が生田緑地として指定している以上、小田急電鉄(株)に経営上の課 題や地権者との関係などどんな事情があったとしても、行政が緑地保全に責任 をもつべきだと考えます。  将来にわたり、良好な環境を保全してほしいのです。
 また遊園地を市民とりわけこどもにとっての健全なレクリエーション、スポ ーツ施設として引き継ぎ、充実させてほしいのです。
 市は、早急に小田急電鉄(株)および関係地権者との話し合いをすすめ、対 応が手遅れにならないように全力を尽くしてください。またその経過を市民に 明らかにし、市民の声を反映した有効利用を考えてください。
《請願項目》
1 川崎市の責任で向ヶ丘遊園のばら苑および全体の緑地を確保し、保全をし   てください。
2 遊園の用地全体に緑地指定を広げてください。   その間、緑を破壌する開発計画は許可しないでください。
3 遊園地機能を活用したスポーツ施設、公共レクリェーション施設などの市   民いこいの場、災害時の避難場所などの整備を、市民の声を聞いてすすめ   てください。



署名第一次分を市議会に提出する中島代表と松岡事務局長(2/21)


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