都市計画公聴会での公述要旨と県の考え方
川崎都市計画に係わる線引き見直しに関する都市計画公聴会が平成１４年５月
３１日に開催され、「向ヶ丘遊園の会」の事務局長の松岡嘉代子さんが公述意見
を述べました。それに対する神奈川県の考え方が７月２６日に送付されてきまし
た。
公述人
○向ヶ丘遊園跡地を公園として確保してほしい。
・向ヶ丘遊園の閉園に伴い、略称「遊園の会」を作り、活動している。
・実現のための具体の都市計画の制度の方針の中に「等々力緑地及び生田緑地の
全域開設に努める」とあり、とても素晴らしい。是非実現してほしい。
・レクリェーション系統の配置方針や防災系統の配置方針にも、「公園緑地は、
市民が楽しく利用できるよう、質的な充実を図る」「公園等を適正に配置し、
避難場所として確保する」という記載があり、また、景観構成系統の配置の方
針にも「これらの緑地を郷土的景観を構成する緑地として確保する」とあり、
この都市計画素案は向ヶ丘遊園を確保するためにつくられたものである。
県の考え方
向ヶ丘遊園跡地を含む生田緑地は、今回の「都市計画区域の整備、開発及び保
全の方針」の素案の「公園・緑地等の整備」において「全域開設に努める」とさ
れており、川崎市では、この方針に沿った整備を進めているところです。
なお、現在川崎市では、向ヶ丘遊園跡地について、向ヶ丘遊園跡地利用検討委
員会を設置し、跡地利用に関する検討を進めております。
公述人
○南西部の小高い丘の斜面緑地約7.4haも緑地として都市計画決定してほしい。
県の考え方
ご意見のあった向ヶ丘遊園跡地の南西部の小高い丘の斜面緑地の件については
今後、川崎市において、緑の確保という観点から検討されていくものと考えてお
ります。
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