環境局長の３月議会答弁
基本方針の策定時期について
現在、向ヶ丘遊園跡地利角検討委員会をおきまして、小田急電鉄株会杜をはじ
め権権者の方々と協議を進めておりますが、小田急電鉄株会杜は、閉園発表当時
本年３月頃までに跡地利用方針を提案したいとの御意向でした。
しかしながら、小田急電鉄株会杜の当該土地に対する考え方につきましては、
１つには、閉園に伴う社会的影響、沿線イメージや企業イメージ、地権者との係
わり
２つには、本園は昭和２年の小田急線開通と同時に開園した、歴史の象徴であり
言わば、小田急電鉄株会杜のステイタスともいえる土地柄であること
などの理由から、”昨今の景気の動向など、先行き不透明な社会状況にあって、
「軽々に結論を出す状況にない、いましばらくの時間が必要である」”との報告
をいただいているところでございます。
一方、本市といたしましても、当該地は当面、都市計画としての事業計画のな
い区域に位置しておりますことから、地権者の方々の御意向と共に、企業として
の立場を尊重すべきと理解しておりますので、引き続き粘り強く協議を進めてま
いりたいと存じます。
検討内容、跡地利用方策当について
遊園跡地を含む生田緑地の重要性を踏まえまして、その前提条件であります緑
の保全・回復に関する様々な施策等を小田急電鉄株会杜に提案し、協議を進めて
いるところでございます。
また、跡地利用の方針策定にあたっての前提条件は、緑の保全と市民への還元
でございますし、その実現に向けては、小田急電鉄株会杜をはじめとする地権者
の方々の御理解、御協力が不可欠でございますことから、その対応が中心課題と
なっております。
財源対策について
より効果的な資金導入を前提に、政府債や国庫補助の導入などについて、国の
全面的な協力をお願いしているところでございます。
生田緑地整備構想策定について
生田緑地は、現在、整備を進めております中央地区、向ヶ丘遊園駅菅生線とば
ら苑区域の間に位置しております東生田２丁目区域、向ヶ丘遊園跡地、更には、
川崎国際生田緑地ゴルフ場等の４つのエリアにより構成されておりますので、こ
れらのエリアについて、それぞれの課題を整理し、現在の構想であります、アー
バンリゾートパーク整備構想を見直すこととしております。
なお、構想策定にあたりましては、委員会を立ち上げ、生田緑地全体の将来計
画を市民の皆様と共に策定してまいりたいと考えているところでございます。
また、予算につきましては、これらの計画策定に係わる調査費として、国庫補
助の導入を予定しているところでございます。
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