2004年2月17日
　　　　　　　　　　向ヶ丘遊園の緑を守り、市民いこいの場を求める会
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表　中島光雄、薬袋奈美子

　川崎市は２月１０日、旧向ヶ丘遊園内の「ばら苑（１．５ｈａ）」を含
む周辺雑木林７．４ｈａを購入する方針であると発表しました。

　地権者のご理解、川崎市長の英断、環境局をはじめとする担当者のご努
力に敬意を表し、感謝申し上げます。

　閉園発表直後のアンケートや、１年余にわたる請願署名など、"川崎市に
よるばら苑および遊園の緑の保全"を意志表示されてきた多くの市民の方々
と、喜びを分ち合いたいと思います。

　また、新しい「川崎市のばら苑」が、貴重な近代文化遺産を継承して、
ますます素晴しいものになっていくよう願っています。

　今回購入方針が発表された「ばら苑と周辺雑木林７．４ｈａ」は、遊園
跡地の４分の１にあたります。残りの４分の３にあたる２１．７ｈａにつ
きましても、生田緑地と一体となった市民いこいの場であり、災害時の避
難場所でもあった75年の歴史を踏まえ、豊かな緑を守ってほしいという市
民の願いが実現できるよう、川崎市の更なるご尽力を願ってやみません。