「向ヶ丘遊園の緑を守り、市民いこいの場を求める会」
結成準備会開催
日時： １２月２３日（日） 午後３時から５時半
場所： 多摩市民館 第６会議室
呼びかけ人 松岡嘉代子 多摩区東生田3-3-15 TEL976-4729
上村万里子 多摩区堰2-1-32-201 TEL813-2556
村上 博 宮前区神木本町2-7-3-302 TEL888-0240
地域住民を中心に３４名が参加
向ヶ丘遊園の近の住民３氏の呼びかけによる「向ヶ丘遊園の緑を守り、市民
いこいの場を求める会」結成準備会が、年の瀬も押し迫った１２月２３日に開
催されました。地域住民や、多摩丘陵の緑を守ろうとするグループの代表３４
名が参加、向ヶ丘遊園の緑を守り、市民いこいの場を求める運動の進め方につ
いて、予定の時間をオーバーするほど、熱っぽく語り合いました。
以下に、会で報告された内容を紹介します。
１．「会」の結成準備会までの経過
２０００年、ぱら苑が地主に返還されるそうだ、という情報を得た時点で、
調査を開始し、２００１年に入って閉園が発表されてから、相談会を３回持ち
ました。
２．小田急向丘遊園をめぐる問題について
①場所：川崎市多摩区長尾２丁目８（宮前区に隣接）
②歴史：１９２７年（昭和２年）小岡急線開通と同時に無料遊園地として開園
１９５２年（昭和２７年）有料遊園地
１９５８年（昭和３３年）ぱら苑オープン
記録の残っている１９５６年（昭和３１年）以後３５００万人が来園
来園者は首都圏に及ぶ。
川崎市内では、小学校、幼稚園、保育園などが遠足に利用。
③土地面積：29.1ha(約10万坪、東京ドームの約6倍)
このうち21.7haが都市計画法の緑地に指定
7.4ha(ボート池から南の山林部分とグランド)は指定されていない。
④土地所有者：60%が小囲急電鉄(株)所有
40%が個人所有(このうち、ぱら苑部分の所有者が80%を所有)
⑤利用のされ方：
イ 花と緑を求めて
緑：敷地内の周辺部は、雑木林になっている。
花：ばら苑は首都圏最大。さくらは川崎随一。
春と秋に、フラワーショーを開催
ばら苑の管理にボランテイアグループが参加
ばらの同好会、菊の同好会がある。
ロ 子どもたちの遊ぴ場（遊園地部分）
・子どもの日（５月５日）は無料開放
・春と秋のフラワーショー開催時、
・野外ステージ(フラワーステージ)でアトラクションが開かれる。
ハ スポーツ施設として
・プール
・スケートリンク（スケート愛好団体がホームグランドとして使用）
・グランド（企業の運動会、遊園主催の盆踊り(無料開放)などに使用
⑥地域にとっての存在意義：
防災空間
隣接する五所塚町内会は災害時の避難場所として了承を得ている。
経済的貢献
集客力による商店街への経済効果
雇用の確保：遊園地は近隣の人達の働く場所となっている。
| 
